税理士事務所の期日管理を自動化する。台帳と毎朝の進捗で漏れを防ぐ費用と期間
<!-- intent: 税理士事務所の期日管理を自動化するとき「何を仕組みにできて、費用と期間はいくらで、期日の計算をどう設計するか」を知り、最初に頼む1業務を決めたい | satisfied: 台帳に持たせる項目・毎朝届くもの・期日計算はAIに任せない設計・費用(¥350,000〜)・期間(4〜6週)・確定は資格者という線まで分かり、次に頼む1業務を名前で言える | excluded: 申告期限そのものの日数の数え方や税務カレンダーの中身(税務判断の領域)、期日管理ツール・クラウド製品の個別機能の比較とランキング -->

税理士事務所の期日管理は、顧問先・案件・期限・担当を1つの台帳(情報の置き場の正本)に集め、毎朝そこから「今日やる仕事」と「遅れている案件」を出すところまでを仕組みにできます。
費用は標準の業務として1業務 ¥350,000〜(税込)、期間は4〜6週が目安です。手前に無料の簡易ヒアリング(30分)と業務診断(¥20,000・120分+設計書)があり、金額を確かめてから実装に進むかを決められます。
先にひとつお伝えします。期日の計算そのものは、AIに任せません。 日付の計算と一覧づくりはAIを使わない決まった処理で組み、AIが担うのは催促文や連絡文の下書きだけです。確定と送信は資格者と所員の方が行います。
税理士事務所の期日管理の自動化とは、何を仕組みにすることですか
期日の台帳、毎朝の進捗の通知、未着の資料への催促の下書き——この3つを仕組みにすることです。カレンダーに予定を入れ直す作業ではなく、情報の置き場を1つに決め直す作業です。
いまの事務所で期日が漏れそうになるのは、担当者の不注意ではありません。期限が担当者の記憶・個人の表計算・メールの履歴という3か所に分かれて置かれていて、誰も全体を一度に見られないからです。
| 仕組みにする範囲 | 重さ | 費用の目安(税込) | 期間の目安 |
|---|---|---|---|
| 期日の一覧だけを台帳にまとめ、毎朝通知する | 軽い業務 | ¥200,000〜 | 2〜3週 |
| 顧問先・案件・期限・担当の台帳+毎朝の進捗+未着の催促の下書き | 標準の業務 | ¥350,000〜 | 4〜6週 |
| 期日から「今日やる仕事」を決め、連絡文の初稿までを毎朝無人で作る | 重い業務 | ¥600,000〜 | 6〜10週 |

重さを分けるのは、事務所の人数ではありません。期限が入ってくる入口の数、台帳があるかどうか、例外(繁忙期の前倒し・顧問先ごとの約束)の多さの3点です。
期日の計算は、AIに任せてよいのですか
任せません。期日の計算と一覧づくりは、AIを使わない決まった処理で組むのが当スタジオの設計です。
AIは文章を作るのが得意ですが、間違えます。日付のように一度の間違いが取り返せない部分を、間違える仕組みに任せる理由がありません。そこで役割を3つに分けます。
| 誰が | 何を |
|---|---|
| プログラム(AIではない決まった処理) | 期日の計算、残り日数の判定、一覧の並べ替え、通知の発火 |
| AI | 催促文・連絡文・面談記録など、文面の下書きだけ |
| 人(資格者・所員) | 内容の確定、顧問先への助言、送信 |
この分け方には副産物があります。期日の計算をプログラムで書くには、「どの案件をいつまでに」という事務所の決まりを言葉にして書き出す必要が出てきます。頭の中の基準が文書になり、担当者が替わっても同じ運用が続きます。
台帳には、どの項目を持たせますか。毎朝は何が届きますか
台帳には最低7項目を持たせ、毎朝は「今日やる仕事」「遅れている案件」「止まっている案件」の3つが届く形にします。
持たせる項目は次の7つです。顧問先、案件の種類、期限、担当、状態(未着手・進行中・確認待ち・完了)、預かる資料の着否、顧問先ごとの約束です。手入力はこの台帳だけに限り、ほかの画面はすべて同じデータの「見え方」として用意します。
- 期限の残り日数をプログラムが計算し、今日着手すべき案件を並べる
- 予定どおり進んでいない案件と、確認待ちで何日も動いていない案件を抜き出す
- 預かる資料が未着の顧問先だけに、催促の下書きをAIが用意する
- 3つをまとめた1枚の進捗として、担当ごとに届ける
- 所員の方が中身を読み、直して送る(ここは仕組みに渡しません)
毎朝という頻度には理由があります。週1回の確認では、気づいた時点で残り日数が足りないことがあるためです。毎日同じ形で届くと、遅れが「事件」ではなく「今日の仕事」として処理できるようになります。
ツールを入れるのと、仕組みとして作るのは何が違いますか
ツールは入れた時点から運用の負担が増え、仕組みは入れた時点から負担が減ります。違いは、台帳と手順を先に決めるかどうかです。
期日管理の製品は多く、どれも機能そのものは十分です。それでも使われなくなるのは、情報の置き場が分かれたまま製品を足すと、台帳と個人の表計算の二重入力が生まれるからです。
納品するのは動く仕組み・運用手順書・操作の解説動画の3点で、貴事務所名義のアカウントの中に構築します。ほかの事務でも同じ考え方で進めます。記帳の外に残る3つの事務の全体像は税理士事務所のAI活用事例に書きました。
なぜ期日が担当者に寄りかかるのですか。調査の数字で確かめます
事務の人員が増えないまま、AIの使い方が個人の工夫で止まっているからです。公表されている調査の数字で確かめます。
中小企業白書2026(n=3,888)では、AIを使わない理由として「活用する業務がイメージできない」が63.4%、推進人材がいないが40.0%、ルール未整備が26.2%でした。活用先として最も多いのはバックオフィスで73.4%です(中小企業白書2026 概要(新しいタブで開く))。やる気ではなく、対象の業務が決まらないところで止まっています。
中小機構の調査(2026年3月・n=1,647)では、不足している情報は「成功事例・活用事例」が83.3%で最多でした(中小機構 AI等利活用実態調査(新しいタブで開く))。事務所にとっての「事例」は、だいたい期日・資料回収・問い合わせのような周辺事務の話です。
事務所側の事情も重なります。MJSの会計事務所白書2026(事務所212)では、生成AIの利用経験が75%(2024年は39%)に伸びた一方、使用ルールが未整備の事務所は70%、最大の不安は「機密情報の漏洩」で55%でした(MJS 会計事務所白書2026(新しいタブで開く))。個人が使い始めた段階のまま、事務所の仕組みになっていません。
全部を入れ替える必要はありません。弥生の調査(n=951)では、全面刷新を望む企業は12.2%にとどまり、業務の分断があるとした企業は68.0%(表計算との併用31.1%・二重入力20.7%)でした(弥生 バックオフィスAI活用実態調査2026(新しいタブで開く))。期日管理という1業務から始めるのが、現実的な順番です。
費用と期間は、他社と比べてどのあたりですか
業務自動化の一般的な相場は20〜100万円で、期日管理の台帳(標準の業務)の¥350,000〜はその中ほどに当たります。公開されている金額を並べます。
| 提供者 | 入口 | 1業務の構築 | 月額 |
|---|---|---|---|
| DeC 士業AI(1〜5名の事務所向け)(新しいタブで開く) | 無料30分(課題TOP3とROIのPDF) | ¥150,000(税込)・1業務10営業日 | Light 3万円/Standard 5万円/Full 8万円 |
| campnet(新しいタブで開く) | 研修5〜30万円 | 業務自動化 20〜100万円 | 月1〜10万円/AI顧問 月3万円〜 |
| itdoor(新しいタブで開く) | お試し 5,000円〜 | 単一 3万円〜/複数+連携 15万円〜 | サブスク 16,500円〜 |
| ai株式会社(相場)(新しいタブで開く) | スポット相談 1〜5万円/回 | プロジェクト 30〜150万円 | 5〜30万円 |
| 当スタジオ(JurisCode.AI) | 簡易ヒアリング 無料(30分)/業務診断 ¥20,000 | ¥200,000〜/¥350,000〜/¥600,000〜 | 運用・改善 月¥33,000〜(任意) |
相場が「20〜100万円」と幅で書かれているのは、対象の業務が決まっていない段階の数字だからです。その幅を1つの金額に変えるのが、業務診断(¥20,000・120分+設計書)の役割です。実装に進む場合、この¥20,000は全額を実装費に充当します。
このほか、月次AI顧問が月¥30,000、所員向けのAI導入ミニ研修が¥70,000です。¥200,000未満の実装はお引き受けしていません。料金の全体とメニューは/services、よくあるご依頼の型(9つ)と重さの判定は/services#typesにあります。
当方実績の例として、部門の全員が同じ台帳で案件とタスクを管理する基盤を1人で構築し、定着させたものがあります。期日から今日の仕事を決めて初稿まで無人で作る形では、稼働3日で47件を完了し、1件の中央値は9.3分でした。業務手順138本と長期記憶335件を運用しています。当方実績の例です。効果は業務と体制により異なります。
税理士法の独占業務とは、どこで線を引きますか
当スタジオが納めるのは事務の仕組みまでで、税務の判断と書類の作成には入りません。期日管理でいえば、台帳と通知までが当方、期限の意味づけと顧問先への助言は貴事務所です。
| 誰が | 何を |
|---|---|
| 当スタジオ | 台帳と毎朝の進捗の設計・構築(貴事務所名義のアカウントの中に)、運用手順書、操作の解説動画、AIに入れてよい情報の線引き(1枚) |
| 仕組みの出力 | 下書き・候補・通知・一覧まで |
| 貴事務所(資格者・所員) | 期限の確定、顧問先への助言、送信・提出・申請、日程の判断 |
| 触れないこと | 税務・法律・手続の判断、申告書や官公署に出す書類の作成、提出の代行、顧問先へ直接判断を返すこと |
顧問先とのやり取りの側で先に効く領域は税理士事務所のAI活用は記帳より「顧問先対応」からで整理しました。士業事務所向けの進め方とご依頼の型は/shigyo-ai、料金の表は/shigyo-ai#pricingにまとめています。
どういう順番で進めますか
自動化する業務を1つ決めるところから始めます。ここまでは費用がかかりません。
- 簡易ヒアリング(無料・30分)。いまの期日の持ち方を伺い、台帳から始めるか通知から始めるかを決めます
- 業務診断(¥20,000・120分)。所員の方と先生の両方から、実際の画面で期日の管理の仕方を見せていただきます
- 設計書のお渡し(3営業日が目安)。作業の流れ図・置き換わる作業量の試算・重さの判定・実装の範囲・お見積りを書面で
- 実装(¥350,000〜)。台帳を整え、期日の判定基準を言葉にし、毎朝の進捗が届く状態に。実際のデータで試運転します
- 引き渡し。運用手順書と操作の解説動画をお渡しし、引き渡し後1か月は質問に対応します
設計書は貴事務所のものです。ご納得いただけなければ実装に進まず終えられますし、社内や他の会社で進めていただいても構いません。繁忙期は避けて進め、貴事務所にいただく時間は週に15〜30分が目安です。
よくある質問
Q. 期日の判定をAIが間違えたら、どうなりますか。
期日の判定にAIを使わないので、その経路がありません。残り日数の計算・一覧の作成・通知はAIを使わない決まった処理で組み、AIに任せるのは催促文などの下書きだけです。AIが書いた内容は元の情報と突き合わせ、確定できなかった点は「要確認」として残します。確定と送信は人が行います。
Q. 顧問先の情報をAIに入れても大丈夫ですか。
貴事務所名義のアカウントの中だけで扱い、入力した内容がAIの学習に使われない設定・契約の範囲で使います。入れてよい情報・だめな情報を先に1枚にまとめ、顧問先の名前を入れなくても回る作業から始めます。データの取り扱い方針と秘密保持契約(NDA)は、着手の前にお渡しします。
Q. いまの会計ソフトやクラウドの機能で足りているのではないですか。
いまお使いのソフトは土台としてそのまま使います。対象にするのは、ソフトの外側に残っている事務です。期限の通知、資料の催促、顧問先とのやり取り、面談の記録などです。月に何時間をその作業に使っているかを一緒に数え、少なければ「必要ありません」とお伝えします。
Q. 補助金は使えますか。
個別に設計する仕組みづくりは、「デジタル化・AI導入補助金」(旧 IT導入補助金)の登録ツールに当たらないため、原則として対象になりません。補助金を前提としたご提案はしていません。
まず、何から始めればよいですか
いまいちばん「抜けたら困る」と感じている期日を1つ挙げるところからです。そこが台帳の最初の列になります。
まず無料の簡易ヒアリング(30分)で、自動化する業務を1つ決めます。次の業務診断(¥20,000・120分+設計書)で金額を確かめてから、実装(1業務 ¥200,000〜)に進めます。実装に進む場合、診断の費用は全額充当します。
- 士業事務所向けの進め方とご依頼の型: /shigyo-ai
- 料金とメニューの一覧: /services
- よくあるご依頼の型(9つ)と重さの判定: /services#types
価格は2026年9月時点のものです(表示はすべて税込)。導入時期やご要件により変動する場合があり、正式な金額は着手前のお見積りでご提示します。
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#士業#税理士#AI自動化
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